再戦!宅建士
受験票が届いた。今回は受験会場に間違いはない。今回は普通に行けそうである。そこで会場の近くの駐車場を探してみた。停めようと思っていた駐車場がなぜか使用禁止であった。なぜだ。近くで探してみるが見当たらなかった。どうしようか迷ったが、あるアイデアが頭にうかんだ。試験日に用事がないか妻に聞いてみた。妻は、無いけどなにかあるの?と聞いてきた。チャンスだ。その日に遊びがてら試験会場に送ってもらえないかとダメ元で言ってみた。妻はいやそうだったが、何か買ってもらえるなら考えてもいいと言われた。交渉成立。家族みんなで試験会場に向かうことが決定した。
試験当日の朝、8時に目が覚めた。試験は昼からなので十分に時間がある。起きていくと妻も起きてきた。今日はおねがいしとくねというとわかったと眠そうに答えた。普段の休日のようにご飯を食べ、歯を磨き、子供とともに身支度をして、妻の準備ができたところで家族4人で家を出た。車を運転して試験会場に向かった。会場の近くのコンビニで妻と運転をかわり、乗せてもらって会場ちかくで降ろしてもらった。妻は子供2人を乗せて、町に消えていった。会場につくとなぜか入り口付近に夜店が出ていた。また試験会場に隣接したホールの入り口に人々の行列が長く連なっていた。なんだろう? ホールの入り口にいた警備の人に聞くとある有名なアーティストのコンサートが今日の夕方からあるということだった。そうかそれで駐車場が使用中止だったんだな。去年は会場を間違え、今回はコンサートにぶつかるとはよほど僕はなにか持っているらしい。僕はコンサート入場を待っている行列の横をすり抜けながら試験会場に入った。まだ会場は開いておらず、廊下の椅子に座ってテキストに目を通した。今度は最後まで足掻い続ける覚悟を決めていた。だから早く着いても気を抜くことはしないつもりでいた。
会場に入場し席を確認して座った。会場は去年の4倍くらいの広さである。体育館が使われているので天井が高い。ほかの人も入ってきて各々の席について問題集を読んだりスマホを見たりしていた。僕はiphoneに目を伏せて過去問クイズをやっていた。
さて試験官が来て説明が始まる。試験官の指導のもとiphoneは封筒に入れて机の横に置いた。そして、目の前の時計を見ながらはじまりを待った。試験官の合図で試験が始まった。パっと見るとわかりやすい問題であった。幸先がいい。落ち着いて民法部分はいけた。やはり2回目のアドバンテージがあるようだ。そのまま50問まで進んだ。そしてもう一度繰り返してみた。今回はそれなりに出来た。時計を見るとあと10分あった。民法部分の怪しそうなところを繰り返し見ながら最後まで考えた。
試験終了の時間が来た。終了した。何かわからないが去年より自信があった。去年よりも問題が簡単なのかもしれない。会場から出た。外はすごい状態になっていた。コンサートに来た人であふれかえっていたのだ。コンサートに来る人は入ってくるし、試験が終わった人は出る、交錯してなかなか全面道路まで行くことができなかった。妻は近くのところで車で待っていたが何が起きているのかわからない様子だった。僕が助手席に乗り込むと何が起こっているの?というような顔で僕を見た。しかし急いで出るためハンドルを切りアクセルを踏ふんだようだった。そこから脱出するのに精一杯であった。
妻への約束通り、帰りにショッピングセンターに寄り、家族4人で外食して夜遅くに帰った。家に着いて、ネットを見ると回答速報と予想合格点が出ていた。答え合わせをしてみた。40点であった。予想合格点は今回は高く35点から37点であった。やっぱり試験が簡単だったようだ。今回はいけそうな感じである。これなら前のように合格予想点を気にする必要がなさそうだ。合格発表まで枕を高くして眠れそうである。
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