PS3 YLOD 修理 パート1 失敗編
ps3初期型60Gの公式でps2のソフトが動く機体が以前にいわゆるYLODの症状が出て、起動出来なくなり長い間、実家に置いてありました。母より、荷物を片付けるように言われ、発見。
今、ネットで調べてみると、ブロードライザの不調でYLODの症状になることが判明しており、ps3の修理の主流がリフローから変わっているのですね。
面白そうなので、この壊れたps3の修理に挑戦してみようと思います。
まずは、解体のため等のいろいろな道具をAmazonで揃えます。
そして、解体ですが、キチンとマニュアルあるんですね。まあもう、公式販売していないゲーム機なんで当たり前といえばあたりまえなんですが、
https://jp.ifixit.com/Device/PlayStation_3
解体はこのサイトを参考にしました。
このマニュアルを参考に慎重に分解します。
そしてこれが、基盤です。
これに、タンタルコンデンサをブロードライザの下のところにつけるみたい。
Amazonでこれを買ってみました。
タンタルコンデンサ、470uf、10個で900円ほどの値段です。
プラス、マイナスはこれを参考にして、カッターで基盤を削ります。
そして、
基盤にハンダで装着。
わかりずらいので、拡大写真。
上手くいけば、グラフィックチップの下のブロードライザに2つ付ければ起動する場合もあるらしいです。
しかし、自分の場合は、ダメだったので、CPUの下のブロードライザにも付けてみました。
しかし、結果は、起動しませんでした。
タンタルコンデンサをテスターで測ってみたら、通電してませんでした。
やっぱり、安いコンデンサでは、ダメなのかもしれません。
今度は、ちょっと高いコンデンサをAmazonで買ってみました。
今度は日本製?SANYOのタンタルコンデンサでこれは、4つで、前に買ったコンデンサと同じくらいの値段です。
どうせ、4つしかいらないので、これで良さそうです。
容量が330ufで、前のが470ufであるというのが違う所ですが、容量と起動するかは、関係がないとネットのどっかの記事で見たので、これで再度、挑戦してみます。
厚さが前のタンタルよりもあります。
前のタンタルでも基盤のカバーに接触してたのでこれを付けたら、カバーが閉まるのかどうかは、不安です。
まあ、ショートしないように、テープでカバーして閉めるようにして対応してみようと思います。
前のタンタルを取り除き、エタノールでキレイ?に拭き取りました。
新しいタンタル付けてみる。今回は、フラックスいわゆるヤニを塗ってみることにしました。Amazonで400円くらい。
装着完了。だんだん上手くいくようになってきた。もしかしたら、フラックスのお陰かもしれません。
これでダメなら、諦めるか。ブロードライザを外してタンタルコンデンサに入れ替えるしか方法は、ありません。
しばらく基盤を冷やすことにします。約1時間ほど。
このままでは、タンタルが保護盤に接触するため、ショートしないようにテープで保護します。
これで組み立ててみます。ドキドキ💓
残念ながら、起動しませんでした。
あとは、ブロードライザの交換をするかどうかというところですね。
リフローは、もう無理なんで。
どうするかは、考えます。
あんまり、面白いとは、思えなくなりました。結構、ハンダするの面倒だし。
諦めようかなって思います。
一晩寝て考えたのですが、
やっぱり、やることにきめました。
GPUのブロードライザのタンタルコンデンサへの交換に挑戦します。
それにあたり、ハンダコテを新調することにしました。
ハンダコテといえば、白光の温度調整できるやつを購入。
やっぱり、なんでもカッコから入らないといけませんよね。
いい道具がないと、いい仕事はできません。
道具だけでも、十分に動くps3は2台は買えたんじゃないかと思いますが、走りだした以上は、最後まで走り切ることが大事。
経験することが、次に繋がるはずです。
タンタルコンデンサも新たに2パック購入しました。合計8個購入。
絶対に中古買ったしか安かったな。
成功する保証はないですし。
まあ、ネタと暇つぶしには丁度いいですけどね。
さて、白光のハンダコテも届いたところで
さっそく、プロードライザを剥がすことにします。
ヒートガンを使ったのですがあまり効果はありませんでした。
結局カッターで剥がすことにしました。
プロードライザは、剥がされたというより、粉砕したって感じです。
エタノールでキレイ?に拭き取ってから、タンタルを付けます。
白光のハンダコテ、半端ないです。使いやすすぎます。違う世界が待ってました。
40分くらいで全て装着完了。
テスターで測りましたが、一部怪しい感じもしますが、まあこんなものだろう。
では、また、保護テープを貼り付けます。
それでは、組み立てて、試して見ましょう。
結果は、ダメでした。起動しません。
YLODのままです。
さあ、どうするか?後は裏のプロードライザも変えて見るしかないですね。
タンタルコンデンサは、関係が無かったのかもしれません。安いのAmazonで買ってみて試すことにします。
絶対に新しいの買ったしか安かった。
かなりの出費のために後に引けなくなってしまいました。
さて復活するのか?失敗するのか?こうご期待ということで。
裏のプロードライザを外してタンタルコンデンサに換えるときは、プラス極どうしを繋げないといけないらしい。
そうしないと、ショートするらしい。
銅線をハードオフでそれらしいものを見つけて付けてみることにした。
試しにGPU側の換えた所に付けてみた。
なんか出来は良くないがまあいけてるような感じ。
同じ様に裏も付けてみようと思います。
まずは、裏にプラス極のブリッジをつけてみました。白光のハンダコテ最高です。
そして、タンタルをつけて、テープでカバーします。
どうなるんでしょうか。
結果、起動しませんでした。
もう、やることはありません。
残ったタンタルでCPUのプロードライザでも交換してみますか。
それでダメなら、リフローしか手段は今の所ありませんね。
ダメならプチプチで包んで、倉庫行きです。
CPU側のプロードライザ外してみました。
カッターで削って、粉砕しました。
では、タンタル付けるよ。
付けてみました。
タンタルのハイブリッドって感じかな。
これでダメなら、本当に諦めます。
押入れの奥に仕舞い込みます。
ハンダコテのいい練習にはなりました。
この失敗が誰かの役に立ちますように
ショートしないようにテープでカバーします。
通電は、しますが、やはり起動せず。
リフローやったときに、基盤にダメージを与えてしまったのかもしれません。
万策つきましたので、この機体の修理は、これまでとします。
この失敗が誰かの役に立ってもらえれば幸いです。
ありがとうございました。
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