資格を取ることへの決意
それは2年前にさかのぼる。僕は、2人の子供を育てる普通の会社員であり、特に何の趣味もなく、休日には子供を公園に連れて行ったり、家族とショッピングに出かけたりとごく普通の生活をすごしていた。
僕は会社にはいってからずっと同じ業務についており、経験年数からその仕事の専門家として何の不住なく仕事をこなしていた。その業務が拡張されることになり、部下がつくことになった。いままで事業量から実質1人でその仕事をこなしていた。自分自身はそのことにやりがいと誇りをも感じていたので何の不自由もなかった。
そこに新しいそれも事業拡大という目的で部下が入ってくるのだ。そこで、新人教育も含め業務の再確認をしてみた。そこで自分なりに再検討してみた結果、測量関係の知識が心もとないことに気がづいた。新しく来る新人にあいまいなことを教えるわけにはいかない。これはどうにかせねばなるまい。
僕は自分に不足している測量の技術を勉強してみることにした。測量の参考書をみて愕然とした。僕はガチガチの文系であり、数学は高校2年ぐらいまでしかわからない。特に微分積分なんてちんぷんかんぷんである。これは基礎からやるしかないな。そう思った。
基礎からやるなら、測量士補の資格をとることが早道であることがわかった。前から知ってはいたのだが、文系の自分には到底無理だと思っていた。そこで、ネットで調べてみた。文系の自分でも勉強すれば取れるかもしれないと思った。まあ、その直感を信じてとにかくやってみよう。残りの時間は少しはある。でも金はない。独学で家族に迷惑をかけないように空いた時間で、少ない投資で。
人生ではじめての資格の取得という挑戦がはじまった。
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